ゲンガー&ミミッキュGX考察
今回はゲンガー&ミミッキュGXを使用したデッキの考察。
自分がやりたいことを通せるようにノイズとなるメタカードなどはあえて抜いている。
〇コンセプト
現状ポケモンカードは先行が強い(主観)ので後攻からでもアドバンテージをとれるデッキを使うべきであると考えている。
先行が強いと考えている理由
・先行1ターン目に使うカキには技が打てないというデメリットが影響しないのでテンポロスにならない。
・先行1ターン目ジャッジマン
・先行1ターン目マーシャドーやぶれかぶれ
・進化デッキが安定して場を整えることができる。
後攻をとってしまった時のメリット
・1ターン目からサイドをとることでサイドレースで優位に立つ。
・2ターン目に相手に何もさせない。
つまり、
後攻1ターン目ホラーハウスを打つことで実質先行!!
ということでホラーハウスを打ちながら相手のタッグチームポケモンを倒してアドをとる。
現環境でゲンミミはHPが240と少なく、環境に多いゾロアークGXに簡単に倒されてしまうことからあまり強くない。なので代わりにミュウツー&ミュウGXを使うことにした。
明確な仮想敵は先行1ターン目カキをしたバトル場にいるレシラム&リザードンGX
基本プラン(後攻で相手がtag teamGXの場合)
後攻1ターン目(バトル場がミュウミュウorゲンミミ)
①サポートやデデンネGXを使って必要パーツ(超エネルギー、リセットスタンプ、びっくりボックス、ゲンミミGXなど)を集める。
②バトル場のポケモンがミュウミュウだった場合はゲンミミをトラッシュに送る。またはベンチに出す。
③相手のハンドが6枚以下だった場合にはリセットスタンプを使い相手のハンドを6枚にする。
④びっくりボックスで相手のハンドを増やす。
⑤ホラーハウスGXを使う。
後攻2ターン目
①サポートやデデンネGXなどで山を削りながら必要パーツ(びっくりボックス、超エネルギー)を集める。
②ポルターガイスト!サイドを3枚とります!
理想の動きとしてはこんな感じ。
環境TOPであるレシラム&リザードンGXが先行1ターン目にカキをされてしまうと先行2ターン目にフレアストライクを打ちながらベンチのポケモンを育てられてしまうので、2ターン目の動きを阻止しながら前のレシリザを倒すことができるのはかなり有効であるはず。
バトル場がミュウミュウ、ゲンミミ以外だった場合
①ハンドにUターンボードがあればUターンボードを使って逃げる。
②Uターンボードが無い場合はテテフGXワンダータッチでデンジを使い、Uターンボードを確定サーチする。
デンジでUターンボードを確定サーチすることで後攻1ターン目にホラーハウスGXを打つことができる確率は高くなっているが、そこまでして後攻1ターン目にホラーハウスGXを打つことに価値があるのかは分からない。
バトル場がtag teamGXでない場合や進化デッキでない場合には、後攻1ターン目のホラーハウスGXが有効だと感じられない。
また、tag team構築であってもバトル場のポケモンが非GXだった場合にはリターンが少ないのでそこまで有効ではなさそう。
採用したサポートカード解説
・ハプウ
このデッキを回す上での必須カード。山を上から6枚削って好きなカードを2枚持ってくることができる。トレーナーズをサーチするだけであればマサキの解析のほうが有効であるように見えるが、山を7枚見ても2枚しか引くことができていない。複数回ハプウを使った場合と複数回マサキを使った場合では、ハプウのほうが引きたいカードを引くことができる可能性が高い。
・リーリエ
先行1ターン目にテテフGXでワンダータッチをした場合に基本的にはハプウをサーチしてくるが、ハンドが2枚以下だった場合にはリーリエのほうが山を引けるので上振れカードとして採用。序盤はハンドの枚数が多いほうが安定感があるので、必要パーツが多い場合にはリーリエを使ったほうが強い。
・観光客
山を削る能力が高いので採用。基本的にはハプウのほうが強いという認識。
・グズマ
サイドプランは相手のtag teamGXを2回倒すことなので、それを実行するため採用。
・デッキを回すにはテテフ、デデンネは多投したほうが強いが初手にゲンミミ、ミュウミュウ以外のポケモンでスタートしてしまうと、後攻1ターン目のホラーハウスGXの要求値が上がってしまうので仕方なく1枚ずつの採用。
・ジラーチGXはミュウミュウGXミラーで必須なはずなので採用。
採用したほうが良さそうなカード
・ゲッコウガGX
フーパ対策として必要。
・こだわりメット
相手のGXポケモンの技を耐えることで、攻撃回数を増やすことができる。
・グレートポーション
耐久値を上げる。
結論
理想の展開になった場合には強いが、基本的なデッキパワーはそこまで高くないので実践では使用できそうにない、、、。とはいえホラーハウスGXにはまだまだ可能性を感じているので強く使える組み合わせを見つけたい。
〇今回の発見
・ゲンミミGXとリセットスタンプの相性について
リセットスタンプは相手の手札を減らす目的として使われるが、後攻1ターン目では基本的に相手のサイドは6枚である。相手のハンドが5枚以下だった場合にはリセットスタンプを打つことで強制的に相手のハンドを6枚にすることができる。つまり疑似的なびっくりボックス5枚目としての使用が可能である。
一般的なデッキではリセットスタンプは終盤にしか機能しないので序盤には捨て札となり扱いが難しいが、今回のコンセプトでは序盤から終盤まで強いカードとして使用することができるので、自然にデッキに組み込むことができる。
・びっくりボックス
先行1ターン目に相手のバトル場がミュウミュウGXでフレアドライブGXのリザードンGXをトラッシュしながらミュウミュウGXにカキを使われた場合、後攻1ターン目にホラーハウスGXを打っても先行2ターン目にフレアドライブGXを打たれてしまう。そこでびっくりボックスでリザードンGXをハンドに戻すことで技を打たせないことができる。(ミュウミュウに対してはロストおくりキリンリキのほうが有効)